若手薬剤師のつぶやき

薬について皆さんが気になることを書いていきます。

初めまして!

初めまして!30歳前後の若手薬剤師、でぃーまと申します!

 

これから薬剤師として個人的な考えに基づき(ここは重要です)つらつらと書いてきたいと思います。

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ところで皆さま、お薬手帳はお持ちでしょうか?

病院で処方箋をもらい、薬局で薬をもらった時にその薬の情報を記載していく手帳です。

お薬手帳の良い点は、今飲んでいる薬がどこの薬局に行っても正確に薬剤師に伝わる点、大規模災害時などに今までと同じ薬・同等の薬を服用できる点です。

 

患者様の中には、「自分で飲んでいる薬は分かっているから必要ない」とか主治医が管理しているから大丈夫とかそんなもの確認しなくていい。医師の指示通り薬を用意すれば良いなど様々な理由で持たない人がいます。(特に高齢の方に多いですが、薬剤師ごとぎが…みたいな考え方を持っている人もいます。)

 

上記のようなお薬手帳を持っていない人たちに「今飲んでいる薬はなんですか?」と聞くと「血圧の薬と糖尿病の薬と胃薬と整形で痛み止めを飲んでいる」というような話をされます。

 

この情報では欲しい情報の20%程度しかわかりません!

 

降圧薬一つとっても、ARB、ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬、利尿薬、β遮断薬等様々な種類があり、薬によって併用できないものや注意が必要なものがあります。また、飲んでいる薬が何mgなのかについてもその人の重症度を考えるうえで重要になってきます。

 

そしてこれは患者側にとても重要なことになりますが、2020.7現在、3か月以内に同じ薬局で薬をもらう場合にお薬手帳持ってこなかったら、持ってきた場合に比べて14点(140円)高くなります。(これは10割負担の場合なので、3割負担の場合は40円前後負担額が変わります。)

つまり、持っておくだけでお得になることがある!作らないと損!!ですね☺

 

今はdアカウントも用いたものなど、スマホお薬手帳の管理ができ、ものによってはOTC薬(市販薬)の登録もできるので、若い人・普段病院に行かない人も持っていただきたいです!

 

長くなりましたが、次回はOTC薬でよくある質問、痛み止めのロキソニン(ロキソプロフェン)について話したいと思います!!では!!!

 

※薬について質問があれば、コメントに残していただくと答えます。(おそらく)